●黒崎播磨5352
国内外での耐火物原料の販売増見込む
7月30日、19年3月期通期の連結業績予想、売上高1340億→1390億（前期比12.1％増）、経常利益95億→110億（同22.3％増）へ上方修正。耐火物原料市況の上昇傾向が続いているものの、国内での堅調な需要や海外での拡販増加見込。海外子会社の利益増加や工事案件の利益率改善によるファーネス（各種窯炉の設計施工及び築造修理）事業のセグメント利益の向上も期待
●冶金工5480
優れた特性を持つ高機能材の需要が堅調
7月30日、19年3月期通期の連結業績予想について、売上高1420億→1430億（前期比20.1％増）、経常利益68億→79億（同2.3倍）、純利益55億→63億（同37.7％増）へ増額。戦略分野である高耐食性、耐熱性、高強度、熱膨張制御、軟磁性、中性子吸収性などの優れた特性を持つ高機能材の需要が堅調、ニッケルなど原材料や副資材の価格上昇に対して販売価格の適正化に努めたことが寄与
●カワタ
国内やアジアで自動車関連や電子部品関連の需要が増加
プラスチック製品製造機器を手掛けるカワタ <6292> は7月31日、19年3月期通期の連結業績予想を上方修正。売上高210億→214億（前期比5.2％増）、経常利益11億5000万→13億9000万（同35.1％増）、純利益8億→9億8000万（同7.8％増）へ増額。日本、東アジア、東南アジアの各地域セグメントで、自動車関連や電子部品関連の需要が堅調
●牧野フライス6135
12期ぶり過去最高益更新見通し
7月31日、19年3月期通期の連結業績予想上方修正。売上高1825億→1900億（前期比4.7％増）、経常利益158億→183億（同16.2％増）、最終利益128億→149億（同27.4％増）へ増額、12期ぶり過去最高益を更新見通。主力のマシニングセンターなど工作機械の販売が大きく伸びたことが寄与。国内のロボットや半導体製造装置向け、北米・アジアの自動車関連向けなどの受注が好調に推移
●旭有機材4216
管材・樹脂製品や半導体・液晶向け製品の出荷堅調
7月31日、19年3月期通期の連結業績予想を上方修正。売上高550億→575億（前期比14.6％増）、経常利益35億→41億（同20.5％増）、最終利益32億→38億（同36.4％増）へ増額。同社は塩ビバルブで独占的なシェア有。管材・樹脂製品や、半導体・液晶向けの製品の出荷が堅調に推移、国内自動車や建設機械分野の生産好調で期初の会社側想定を上回る
●バルカー7995
主力のシール製品や機能樹脂製品の販売が想定上回る
7月25日、19年3月期通期の連結業績予想を上方修正。売上高497億→505億円（前期比6.1％増）、経常利益57億→60億（同9.8％増）、最終利益40億→42億（同9.6％増）へ増額。主力のシール製品や機能樹脂製品の販売が、半導体関連など先端産業市場に向けて想定以上の水準、機器市場並びにプラント市場に向けた売上高も堅調に推移
主な通期経常利益上方修正割安銘柄
銘柄 旧経常益 経常益 修正率 増益率
株価 ＰＥＲ
帝人 <3401>
71000 72000 1.4 6.2
2183 8.6
トーカロ <3433>
8200 9000 9.8 22.2
1357 14.0
旭有機材 <4216>
3500 4100 17.1 20.5
2649 13.3
黒崎播磨 <5352>
9500 11000 15.8 22.3
8640 10.1
大和工 <5444>
22000 25000 13.6 40.2
3495 13.8
冶金工 <5480>
6800 7900 16.2 2.3
351 8.6
中央発條 <5992>
3400 3500 2.9 4.5
3985 11.1
牧野フライス <6135>
15800 18300 15.8 16.2
946 7.8
カワタ <6292>
1150 1390 20.9 35.1
2094 15.1
東海理化 <6995>
29000 33500 15.5 3.8
2343 9.5
愛知時計 <7723>
3900 4110 5.4 6.3
4420 7.7
Ａ＆Ｄ <7745>
2400 2500 4.2 7.2
807 8.3
バルカー <7995>
5700 6000 5.3 9.6
3405 14.2
ＮＳユナイテッド海 <9110>
5300 6100 15.1 9.8
2397 7.2
飯野海 <9119>
5000 5300 6.0 14.4
548 8.7
