無題

●エンビプロ
未利用資源リサイクル技術開発
建築廃材や廃車を収集しリサイクル

19年6月期通期の連結業績予想を発表。売上高394億7900万(前期比5.4%増)、経常利益14億8100万(同12.3%増)見込み、2期連続で過去最高益を更新見通。資源循環事業では、将来的に、再生利用・再生品、再資源化、再生原料製造まで一貫して行える静脈サプライチェーンモデルを構築するために、未利用資源をリサイクルする技術開発を行う。中古車関連事業では、日本国内での仕入れ数量の減少を視野に入れて、マーケットの特徴を踏まえた3国間貿易や、新たなマーケットでの仕入れルート開拓などで、効率的な中古車および中古自動車部品の流通量の増加を図る。新規事業では、リチウムイオン2次電池のリサイクル、廃プラスチックの再資源化、木質系バイオマス燃料の供給など、資源循環事業とシナジーのある事業を推進

●津田駒、中国向け織機のシェア奪還に期待感
津田駒工業 <6217> は7月12日、18年11月期第2四半期累計(17年12月-18年5月)の連結決算を発表。売上高199億1400万円(前年同期比13.8%増)、経常損益1億7900万円の黒字(前年同期は4000万円の赤字)、最終損益は1億2000万円の黒字(同8300万円の赤字)と黒字転換を果たした。同社はウォータージェットルームやエアジェットルームと呼ばれる織機(繊維機械事業)とNC円テーブルなど工作機械関連が主力。中国での織機事業は、低価格を武器とした現地メーカーに市場シェアを奪われてきたものの、今後は環境規制の強化を背景に、シェア奪還の期待が出ている。中国の一部地域では排水基準を満たさない繊維工場の強制的な操業停止などが進んでいる模様で、同社の貢献が予想される。

●キトー、国内や中国・韓国向けに工場用搬送機器の販売増加
工場用の搬送機器メーカーのキトー <6409> は8月10日、19年3月期の第1四半期(4-6月)連結決算を発表した。売上高134億4100万円(前年同期比12.8%増)、経常利益8億1400万円(同2.3倍)、最終利益5億1900万円(同33.6%増)だった。旺盛な設備投資需要が続くなか、増産体制を継続し、国内や中国・韓国などで工場用搬送機器の販売が伸びたことが寄与している。新基幹システム稼働による償却費などを吸収し、第1四半期の経常利益は前年同期比で倍増を達成した。

●リズム時、家電・自動車・AV機器向け接続端子事業が好調
置き時計、壁掛け時計主体のリズム時計工業 <7769> は8月9日、19年3月期の第1四半期(4-6月)連結決算を発表した。売上高72億8900万円(前年同期比5.3%減)、経常利益2億6300万円(同46.3%増)、最終利益1億3600万円(同81.6%増)だった。売上高では、家電・自動車・AV機器向けの部品が堅調に推移した接続端子事業が好調だったものの、全体では国内、海外ともに小幅減収となった。一方、利益面では、接続端子事業・プレシジョン事業の牽引と、時計事業・電子事業の損失改善により国内、海外ともに増益となった。

●トナミHD、3PLなどの事業拡大が大幅増益に貢献
トナミホールディングス <9070> は8月10日、19年3月期の第1四半期(4-6月)連結決算を発表した。営業収益332億1200万円(前年同期比4.7%増)、経常利益18億1900万円(同22.0%増)、最終利益11億6100万円(同22.5%増)だった。物流関連事業では、新規顧客拡販・既存顧客深耕による更なる事業拡大に向けた営業展開をはかり、物流全体最適の視点で提案を推進した。さらに、重点とする3PLサードパーティロジスティクス)をはじめとして、事業の拡大につとめた結果、増収を達成した。利益面では、運賃改定交渉による増収要因やコストコトロールによる収益管理の徹底、既存事業の生産性向上などが寄与している。

理研計器半導体製造向けに産業用ガス保安器が好調
産業用ガス保安器、計測器最大手の理研計器 <7734> は8月10日、19年3月期の第1四半期(4-6月)連結決算を発表した。売上高75億2000万円(前年同期比15.9%増)、経常利益16億300万円(同74.9%増)、最終利益10億9400万円(同89.9%増)となった。半導体製造業界を始めとした主要顧客の積極的な設備投資によって、主力の定置型ガス検知装置が好調な推移をみせている。また、生産の合理化による原価低減、徹底した経費削減、積極的な営業活動の展開、新製品開発への積極的な投資、品質管理体制およびサービス体制の充実に継続して取り組んでいる。

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