倍増

4-6月期

×?(19年0306)→買い
ユナイテッド <2497> [東証M]6月に新規上場したメルカリ <4385> [東証M]の株式売却益の発生で、4-6月期(第1四半期)経常利益は前年同期比39倍の123億円に急拡大

×?(19#0306)→買い
2位ジャムコ <7408> 4-6月期は航空機シート等製造関連部門で前期に計上した工事損失引当金がなくなったうえ、利益率の高い製品の出荷が進み、経常利益は前年同期比23倍の16億円に。上期計画の14億円をすでに大きく上回っており、業績上振れが有力視される。

3位SECカーボン <5304> [東証2]電炉用黒鉛電極の世界的な需給逼迫や原料ニードルコークスの価格高騰を背景に、黒鉛電極の販売価格を引き上げたことが収益を押し上げ。

4位レーサム <8890> [JQ]資産運用事業で収益不動産の売却益が拡大、経常利益は前年同期比11倍の10.1億円に伸びて着地。決算とあわせて発行済み株式数の14.76%を上限とする自社株TOBの実施も発表している。19年3月期の経常利益は155億円と最高益を記録した08年8月期以来の高水準を見込むが、指標面では予想PER7倍、配当利回り2.89%と割安感が強く、株価の水準訂正余地は大きいとみられる。

7位ラック <3857> [JQ]大手製造業向けセキュリティ運用監視サービスの売り上げを計上したほか、クラウドに対応したセキュリティ監視製品の販売が好調だった。好業績のサイバーセキュリティ関連株として注目され、株価は8月7日に約3年ぶり高値となる1955円まで上昇

8位ソフトバンク・テクノロジー <4726> 4-6月期は注力事業で利益率の高いクラウド関連やセキュリティ分野の収益が拡大し、経常利益は前年同期比5.5倍と高変化を遂げた。民間企業・官公庁向けのクラウド開発・運用案件やセキュリティ対策サービスが好調

9位の図研 <6947> ITソリューションで設計データや製品情報の管理システムが増勢だったことに加え、ワイヤハーネス向けを中心に回路設計ソリューションの売り上げも伸び、経常利益ベースで8四半期連続の増益

11位オイシックス・ラ・大地 <3182> [東証M]2月に買収した、らでぃっしゅぼーやの業績上積み(決算期変更により3~6月の4ヵ月間を計上)が収益を大きく押し上げた。また、主力の食材宅配事業オイシックスで定期宅配の会員数獲得が進んだうえ、原価率改善や注文単価上昇で採算が改善したことも大幅増益に貢献した。株価は好決算が評価され、全般波乱展開に逆行し、13年5月以来の高値圏に急浮上している。

14位日本金銭機械 <6418> カジノホールのリニューアル工事を中心とする北米の旺盛な設備投資意欲を背景に、紙幣識別機ユニットの販売が大きく伸びたほか、ドイツでは基準改定に対応した紙幣環流ユニットへの買い替え需要が続き、グローバルゲーミング部門の収益が急拡大した。第1四半期経常利益が上期計画をすでに25%も上回っており、業績上振れは確実とみられる

15位エフティグループ <2763> [JQ]法人向けのネットワークセキュリティ装置やセキュリティカメラなどの販売が好調だったうえ、利益面では前期から取り組んでいるコスト管理や生産性向上の効果が表れた。上昇トレンドを形成していた株価は好決算を受けて一段と高い位置に居所を変えており、約13年7ヵ月ぶりとなる2000円大台超えも間近に迫ってきた。